ダイエット中は卵！？卵のお話

卵は、とても栄養価の高い食品です。
それもそのはず、ヒヨコが生まれるために必要なものが揃っているからです。

■卵の栄養素
エレルギー90.6kcal　たんぱく質7.38g　脂肪6.18g
カルシウム30.6mg　鉄分1.08mg
ビタミンもA・B1・B2・Dを含み、唯一無い栄養素にビタミンCがあります。

生卵で食べた場合とゆで卵・温泉卵（半熟）・卵焼き・目玉焼きで、
栄養価が変わってしまいますが、一番摂取効率がいいといわれているのが、
温泉卵になります。

食事制限やダイエット食品を使用したダイエット中は、栄養が偏りがちです。
1日に１〜２つを目安に卵を食べて、栄養バランスを整えましょう。

■白と赤
さて、卵を購入する時に「白」と「赤玉」があります。
赤玉のほうがやや高く、栄養価が高そうです。
でも、実際には栄養価はほとんど変わりは無く、鶏の違いです。
よく知られている名前を出すならば、名古屋コーチンが赤玉を産みますよ。

どうして値段が高いの！？
それは、希少性と赤い卵を産む鶏がエサを多く食べるからです。

■無精卵と有精卵
栄養価に違いはありません。
有精卵の場合、産んでから3日以内の冷蔵保存が基本です（成長を止める）。
100%に近い確率でスーパー等のパック卵は無精卵です。

■値段と美味しさの違い
スーパーに実際に販売されている卵、無名の白で10個入りが基本ですよね。
特売では東京で70円〜100円。（地域によっては関東でも50円未満になります）
でも、並んで高いブランド卵も売っていますよね。
あの高い卵との違いは、なんでしょうか？

価格差の原因は、「エサ」です。
高価なエサを食べさせていると、やはり高くなってしまいます。

次に差が出るのは、放し飼い。これは非常に高価になります。
地鶏と書かれていても、「放し飼い」の意味ではない事もあります。
放し飼いの卵には、放し飼いって書いてありますよ。
地鶏＝その土地の鶏　って意味と思っておくといいです。

基本的には、値段に比例して美味しくなります。
ただし、エサによって味が決まると言っても過言ではありません。
高価な卵でも、変わったエサを食べている鶏は、
食べる人によって好みが変わると思います。

卵の黄身が固く、箸で持ち上げても崩れない・・・なんて卵の宣伝がありましたが、
あれは別に栄養価が高いとか健康だとか、そういう意味は持ちません。
卵の黄身を固くするのもエサによって出来ます。木酢液だったハズです。
味覚的には、普通の卵と違います。これも好みによって分かれるかと。

■賞味期限
卵の賞味期限は、産んでから2週間です。
本来、卵は保存品なのでもっと長くしても大丈夫なのです。
昔は乾物屋で売っていたみたいですよ。
冬場と夏場で差が出ますが、冷蔵保管すればかなり持つと言われます。
（どこかの業者が半年前の卵を出荷したけど食中毒には至りませんでしたよね？）
しかし、サルモネラ菌などの衛生面から危険性があるので、なるべく賞味期限内摂取を守りましょう。

もしヒビが入っていたり割れていたら、生食は避けましょう。

■ダイエットにて食べるならば
実際には、1日に１〜２個食べるもの。
ブランドで有名なヨード卵、10個360円ならば、1日の単価は36円〜72円です。
高価なダイエット食品を購入するよりも、まずはいい卵をお試しあれ！
美味しいものを食べるからこそストレス無く続けられる、ダイエットと健康維持って事です。

■自分で飼っている鶏の卵や海外の卵
海外の鶏は、エサに抗生物質が含まれていない事が多く、サルモネラ菌の感染率が日本よりも高いです。生で食べなければ大丈夫なのですが、基本的に海外では生で食べる習慣はありません。
日本は、生で食べる習慣がある為に、抗生物質が投与されています。
その為に、海外では卵を生で食べてはいけません。外国の方にすき焼きなど勧める場合は、自分の国では生卵食べるのをやっちゃいけないって教えましょうね。

同じく、自宅で飼育している鶏などが卵を産んだ場合、エサに抗生物質を投与していない時は、生で食べるのは避けましょう。