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2008年11月 3日 22:13 feed

時間栄養学からダイエットを考えよう
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夜遅くに食べると太ると言うのは、本当?
時間栄養学という新栄養学の観点より、ダイエットを考えて見ましょう。

時間栄養学 夜食は太る

夜食は太るといわれています。

【寝る前の2時間は、血糖値を上げないように糖類の摂取(カロリー摂取)をまったくしないようにします。23時に就寝の場合は、21時からはなにも食べないようにします。水はOK】


これは、ダイエットや健康での基本です。血糖コントロールをする事により、大きな病気になる事を防ぐ事もできますし、胃の負担もなくなるので守ったほうがいい原則です。


ただ、夜食べると太るというのは、夜勤勤めの人や受験シーズンで夜勉強して夜食を食べるなどと言った「夜に起きている」人は、どうなのでしょうか?


深夜3時に寝るならば、1時までの夜食はOKなのでしょうか? その点が不可解だったりしていました。

その答えは、「NO」!

生物には、体内時計が備わっており、時計を見なくてもおおよその時間がわかる能力があります。人間にも体内時計は存在しています。

その体内時計ですが、実は25時間時計になっています。誤差が1時間ある事が分かってきました。その誤差を正しくするのが、就寝することと朝日を浴びること、食事3食を適切な時間に食べることです。これで誤差修正をしています。


その体内時計のおかげで眠くなったり、朝目が覚めたりする・・・との事です。体内時計を適切に動かしているのは、とあるたんぱく質です。Bmal1と呼ばれるたんぱく質がメインとなり、他にもいくつか存在します。

先ほど説明した体内時計の誤差修正は、このBmal1の増減によるものです。


体内時計によって「深夜0時」前後の4時間ほどの間に、Bmal1の増加がピークを迎えます。一番多い時間帯が夜中なんですね。


さて、このBmal1は、脂肪を溜める作用もあります。食べたエネルギー(糖類や脂質)で余分なものを体脂肪にします。


この時間帯、つまり22時〜26時(PM10:00〜AM2:00)に食事をすれば、1日で一番体脂肪になりやすい事になるのです。


逆に一番少ないのは、昼。

「朝食や昼食に食べたものは、1日の活動エネルギーで消費されるので多めに食べてもいい」「夕食は少なめに」とはDemitasseのカロリーマガジンでも書いていますが、時間栄養学的にも朝食と昼食を多めに食べたほうがいいという結論になっています。
(多めというのは、食事割合を増やすという意味です。朝4昼4夜2などの比率でカロリー摂取する事をオススメしています)

夜勤の人は、健康に悪い。仕事だから仕方が無い点もありますが、それならば22時〜26時の食事を避ける事ができればなるべく避けたほうがいいかもしれません。

夜勤で寝る時間がすでに違うから「私は体内時計そのものが狂っている」という意見もあるかもしれません。そういう人の場合は、Bmal1が増減するのではなく「常に多い状態」になりやすいそうです。太る体質って訳ですね。だから、体内時計を狂わせる生活をしているからといって、食事をする時間がずれてもいいという事は無いということです。

過剰にカロリーカットしなくても、健康&ダイエットを成功する事もできるって事です。逆に言えば、いくらカロリーコントロールしても時間栄養学に反した食生活を送るならば、ダイエットは失敗するともいえますね。


血糖コントロール・時間栄養学は、まだ完全なものになった訳ではありません。女子栄養大学などで日本栄養・食糧学会などがシンポジウムを開いているのが今年の出来事。来年は、ダイエットに新しい風が吹きそうですね。

受験勉強で深夜に何を食べればいいかって?

答え:夜食なんか食べるな。昼に勉強しましょうね。

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