水分摂取は大事ですが、取りすぎも危険！

夏に汗をよくかくのは、体温を調節する体の機能の一つです。
水分をしっかり補給する事で、代謝も向上します。

その時に不足しやすいのが、ナトリウム。
ポカリなどのスポーツ飲料を飲むと効果的に補充できるので、スポーツ飲料を飲みましょうと良く言われています。

ダイエットも基礎代謝をあげる効果があり、痩せる事に期待できます。

しかし汗をかく以上、つまり体に必要とされる水分量を過剰に取るのは危険だとアメリカの研究者が発表しました。

低ナトリウム血症（ＥＡＨ）になるという研究発表です。
アメリカの医療誌であるスポーツメディシンにて水分補給に関する呼びかけを行っています。

血液のナトリウム濃度が低下し、体の機能に障害が出るようになるそうです。
吐気やめまい、度を超えれば死に至る可能性もあるようです。

ナトリウム（塩分）が入ったスポーツ飲料を飲んでも、それでナトリウム補給ができEAHを予防できるというのは、間違った意見だそうです。

スポーツ飲料を飲んでから、ナトリウムが体に吸収されるまでのタイムラグがあるので、そのタイムラグによって一時的に血液中のナトリウムが減少してしまうのかと思われます。

マラソンにて水分補給を過剰にした参加者の多くが不調を訴えたというデータがあります。

自分で汗をかく量を見極め、個人差もありますが一日に3L以下と目安にすると良いそうです。
マラソンにて3L以上の水分補給をした選手がEAHになる可能性が高かったからという見解です。

夏、水分補給は大切ですが、度を過ぎた水分補給はダメというのを覚えておきましょう。